プリセット & バンク
MewFM のプリセットは バンク × 128 スロット の二次元構造です。
バンクは 16 個用意されており、合計 16 × 128 = 2048 スロット格納できます(FM・SSG・ADPCM 別系統)。
ファイル配置
~/Documents/MewFM Presets/
├── FM/Slots/
│ ├── Bank0/ slot00.xml ... slot127.xml
│ ├── Bank1/
│ └── ... Bank15/
├── SSG/Slots/
│ ├── Bank0/
│ └── ...
└── ADPCM/Slots/
├── Bank0/ ※ サンプルデータを base64 で内包するため
└── ... 1 ファイル数 10〜数 100 KB と FM/SSG より大きい
セーブ / ロード
トーンエディタのプリセット行で Bank と Slot を選択し、[Save] / [Load] / [Import] / [Delete] を行います。
プリセットを保存するとそのバンク / スロットに XML が書き出され、チャネルの presetBank / presetSlot / presetName が状態に記録されます。
MIDI Program Change による切り替え
DAW から MIDI Program Change を送ると、その MIDI ch のチャネルが指定スロットに切り替わります。
バンクは CC 0 (Bank MSB) + CC 32 (Bank LSB) の組み合わせで指定します(MewFM では Bank LSB がそのままバンク番号)。
MewMMLPad と組み合わせて使う場合:
A @0:5 ; Bank 0, Slot 5
B @3:120 ; Bank 3, Slot 120
CC 102 フォールバック(Cubase 用)
Cubase は VST3 の仕様上、MIDI Program Change を processBlock に渡しません。これを回避するため MewFM は CC 102 をスロット選択として受け付けます。
MewMMLPad 側で $ProgramChange=CC102 を指定すると、Program Change の代わりに CC 32 → CC 102 形式に自動展開されます。
FMP / PMD / MUCOM プリセット import
プリセットダイアログの [Import] から FMP・PMD・MUCOM のテキスト音色定義を読み込めます。
読み込み時に「基準バンク」を指定可能。0 と打てば 0-127 番目の音色がそのまま Bank 0 の slot 0-127 に入り、1 と打てば 0-127 番目が Bank 1 の slot 0-127 に入る、という挙動です。
パラアウト
MewFM は 4 系統のステレオ出力 を持ちます:Out A / B / C / D の 4 バスです。各チャネルを任意のバスに割り当てられます(デフォルトは全チャネル A)。
バスの割り当て
チャネルボタンを 右クリック → Output → Out A / B / C / D で切り替えます。ボタン右上のバッジ色が変わり、選択したバスが見て分かるようになります。
DAW 側の設定(Cubase)
Cubase は B/C/D を デフォルトで無効化 しています(VST3 仕様)。有効化手順:
- MewFM が挿してあるインストゥルメントトラックを開く
- VST インストゥルメントウィンドウ右上の Activate Outputs ボタン
- Out B / C / D を有効化
- VST インストゥルメントフォルダに B/C/D 用のチャネルが追加される
Studio One / Reaper
- Studio One:プラグインの「Show All Outputs」で B/C/D を表示
- Reaper:FX チェーンで MewFM の出力を 6ch / 8ch に拡張すると B/C/D が見える
FX (Reverb / Chorus) の戻り
Reverb / Chorus の戻り信号は常に Out A に集約されます。これは「FX = 共通リターン」という古典的なミキサーモデルに従っています。
もし B/C/D の音だけにエフェクトを掛けたい場合は、DAW 側に Insert FX を入れてください。
Standalone モード
Standalone(DAW 外で MewFM 単体起動)では 基本 Out A のみがオーディオ出力に繋がります。B/C/D に振ったチャネルは聞こえません。実 DAW 用の機能なので、想定の挙動です。